■モーニングセミナーレポート |
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第446回 モーニングセミナー 日にち:令和4年03月15日(水)6:30 ~ 講 師:(株)保険ステーション 玉井 博文 氏 (松山伊予倫理法人会 研修委員長) テーマ:「 縁尋機妙 多逢聖因 」 |
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一人娘がある日突然歩けなくなり、車いす生活になった。 中学3年間バスケット部に所属していたが陰険ないじめにあっていた。学校に抗議に行ったがいじめはないといわれた。 おとなしい娘ではあるが、脚に自信があり、リレーの選手に選ばれたこともあり、そのことを誇りにしていた。転校を勧めたがクラスの担任とクラスメイトがいいので転校したくないという。折角リレーの選手に選ばれたというのに走れないのは悔しい。娘は選ばれたことが嬉しいという。娘はある日突然歩けなくなったのだから、ある日突然歩けるようになるかもしれないといい、今日は一晩中神仏にお願いするという。私も家内も一心に祈りをささげたが奇蹟は起こらなかった。 娘に鎮静剤を打ってもらい少し眠らせた。目が覚めると運動会に行きたいといったので見学に連れて行った。この日までわたしの心の中に渦巻いていた怒り,憎しみがこころのもち方で消えて行った。自分がまず幸せになることでまわりの人もしあわせいできるのだと気がついた。倫理を勉強していてよかったと心から思った。 こんな体験を通して、車いす生活をしている人たちのためのイベントをやっている。車いすに乗っていながらむすめを励ましてくれる人が何人もいる。こういうイベントが成功するのは人の縁とおおぜいの人の助けがあるからと感謝している。 おかげで娘は大学進学を果たし、卒業した。娘の不幸からうまれたに憎しみやうらみが解消されたのも倫理のおかげとおもっている。これからも人と人との出会いの中で人を楽しませる機会を作っていきたいと思っている。 西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著) |
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