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モーニングセミナーレポート

           
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第443回 モーニングセミナー

日にち:令和4年02月22日(水)6:30 〜
講 師:農業経営 井上 正章 氏
テーマ:「 生きる 」


 農林水産省 愛媛食糧事務所入省。平成29年四国農政局 地方参事官 徳島支局長で退職後、本格的な農業を1.7haで始める。

現在7.5ha。米・麦・アスパラガス・里芋などを栽培。JA出荷が主。動物の生きる基本である食について、地域の食育に取り組んでいる。食生活指針として、次の10項目をあげる。

1.食事を楽しみましょう。いくらご馳走を作ってくれても、勝手にたべよではいけない。家族の団欒や人との交流を大切に、また、食事作りに参加しましょう。
2.一日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。朝食で生き生きした1日を始めよう。
3.適度な運動とバランスのよい食事で適正体重の維持を。普段から体重を量り、食事量に気をつけよう。無理な減量はやめよう。
4.主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを。多様な食品を組み合わせよう。調理方法が偏らないように。
5.ごはんなどの穀類をしっかりと。穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう。
6.野菜・果物・牛乳・乳製品・豆類・魚なども組み合わせて。 野菜と果物から、ビタミン、ミネラル食物繊維を、乳製品や魚からカルシウムを摂ろう。
7.食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよく摂ろう。
8.日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味に継承を。 値域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えて行こう。行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しもう。
9.食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。 食品ロスを減らそう。
10.「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみよう。


「生きる」とは艱難辛苦を乗り越えて行かねばならない。マニュアル人間になってはいけない。自分で考え決断をくだすことが大切である。周囲のものはつい教えてやりたいと口を出しがちであるがじっと見守り、苦しくても待つしかない。自分は「生きる」ということに対し、「子に教えられることがあるということに気がついた。おとなしい性格の息子が自信を持てるように、彼の足が速いことを褒め、力づけた。彼は小2でラグビーを始め、中学では陸上部に所属し。現在の西条市の優勝者になりました。性格はおとなしいままでした。高校進学は自らの意思で松山商業でラグビーをすることに決めました。念願かなって、春の全国高校ラグビー大会に四国代表として出場が決りました。高2のことでした。練習中にけがをしてしまいました。一番大切な自慢の足を切断しなければ、命が危ないと医者に告げられたのです。私は手術をするかどうかは自分で決めなければならないといいました。術後義足のリハビリが始まりました。私は親として、何がしてやれるのかとストレスの限界の中にいました。そんなとき、彼が「何でもわかったふりをして何もわかっていないくせに」と反抗してきました。「僕は一生懸命我慢している。潰れそうなんじゃ。」そんな時親に当たらなくて誰に当たれるん?」「答えは要らない。聞いてくれるだけでいいんだ。自分ではわかっている」と言いました。ある日突然彼は学校へ行くといいました。このままでは自分がだめになると。ラグビー部の送別会で「自分はケガをしてしまったけど、松商ラグビー部でラグビーができて良かった。後輩も卒業する時「良かった」と言えるようにがんばってほしいと言いました。高校を終えて、今度は陸上競技で世界をめざしたいと陸上競技の練習を始めました。2008年の北京パラリンピックを目指しています。そして、将来は農業経営を考えているとも。愛媛県花き総合センターで研修したり、国際感覚を磨くため、イギリスに語学留学もしました。彼は夢の実現に向け着々と準備を進めています.親の真の愛とは「子が自らの力で自分に注ぐ雨や風に打ち勝てるよう、見守ってやることだ」と思う様になりました。私はいつの間にか子に教えられていたのです。彼は北京パラリンピックに初出場をし3位になりました。



西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著)


   
   
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