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モーニングセミナーレポート

           
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第399回 モーニングセミナー

日にち:令和2年10月06日(水)6:30 〜
講 師:白くまギター教室 音楽家 金澤 光秀 氏
テーマ:「 音楽のある暮らし 」
 

 音楽とは神学・医学・と並んで学問の一つで、宇宙の真理を追究するものである。だから楽譜を読むとは、楽譜からその中にある知識を読み取ることであるという。

 現在クラッシック音楽と呼ばれているものも元は大衆芸能の一つであり、当時は流行り歌であった。例えば、キラキラ星はモーツアルトの時代の流行り歌であり、モーツアルトはアレンジして「キラキラ幻想曲」を創った。そいうものの中で残って来たものがクラッシックと呼ばれているのである。

 5年間ドイツに留学して、ギターを修学した。最後の1年はバックパッカーとなり、ヨーロッパ中を巡る旅をした。ヨーロッパの場合、生活の中に音楽があると感じた。環境音楽とか医療音楽というものがあり、精神疾患のある患者に音楽療法をやったり、医療の現場では手術の際にも音楽を活用する。日本の場合、音楽が暮らしの中に根付かない理由として、外国で折角勉強してきても才能のある人、特に男性は帰ってこれない。音楽で生活していけるだけの仕事がないからである。音楽家がその技術を職業として生活できる環境を作ると西条みたいな町も豊かになると思う。

 自分の場合、西条にギター教室を開いた。あらゆる楽器の指導者が日本の町には不足しているというかいないことが多い。西条の中央公民館で国別の音楽を披露するコンサートを開いている。アメリカ・スペインなどと一回毎にその国だけの音楽を演奏し、説明する。始めは30人ほどの参加者しか集まらなかったが、いまでは100名以上の参加者が来るようになった。
神拝公民館では居酒屋屋コンサートと称して、会場の入口に提灯を吊るし、古賀メロディーとか演歌だけしか演奏しないコンサートも始めた。
レストラン・バー・病院関係のような所で演奏する場合は前もってプログラムを組まないで、お客さんとのやり取りで演奏曲を決めたりする。今朝も倫友が会員スピーチの中で亡き妻の自然の中に帰りたいという遺言に従って美しい自然の中に散骨したという話を聞いて、それにはこの曲をと沖縄の「泣きなさぁい、笑いなさぁい」と「花」を演奏してくれた。
また、現代の音楽は442ヘルツで演奏されるが、20年前は440ヘルツ、昔は385ヘルツくらいだったという。だから90歳前後くらいのお年寄りは音を下げると安心して聴けるそうである。と言って、滝廉太郎の「荒城の月」を442ヘルツと385ヘルツで弾き比べてくれた。あの曲が作曲された明治時代の385ヘルツのほうが荒城の月には合っているということがよく分かった。

「禁じられた遊び」やサイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」なども演奏してくださり、お陰様で気持ちのよい朝のひと時を楽しむことができた。



西条西倫理法人会 MS副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著)

   


   
   
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