男姓の平均寿命は81歳、女性は87歳。健康寿命は男性72歳、女性74歳。男性は9年間、女性は12年間ほど要介護か寝たきりになる可能性がある。この期間をなくしたい。ではどうすればよいか。自分の力で自分を鍛えるしかない。まず、毎日コツコツとできることをする。例えば、朝目覚めた時寝たままでできる足の運動がある。
1.アキレス腱の曲げ伸ばし運動。両足は両親指も踵もくっつけてすること。アキレス腱が伸び縮みしないと転倒する。
2.両足の踵をくっつけておいて、開閉運動をする。
3.膝を曲げて股関節を左右にパタパタ開閉する。この3つの足の運動を百回繰り返す。
次に自分の歩行習慣をチェックする。蟹股でないかとかO脚でないかとか。歩き方が悪いと身体が歪むので、凝りや痛みがでたり、内臓系も不調となる。足のアーチ(土踏まず)が崩れていくので、偏平足・外反母趾になって行く。足首・膝・腰に余計な負担をかけ、股関節や肩。首にも歪みが連鎖してしまう。靴は自分のサイズに合ったものを選び、面倒でも靴紐はきちんと締めて結ぶ。無料で出来る健康な身体作りの3原則。
1.一日40分以上歩く。足を出す時、踵をしっかり付け、次につま先をしっかりつけること。(機能回復)
2.食間の常温の水を飲む。(代謝促進)
3.足浴をする。(血液循環)ドライヤーで両足を指先を曲げ伸ばししながら10分温めてもよい。
身体の筋肉は使わないと退化する。ピンピンころりといくために、自分のためだけでなく、周囲の人の手をわずらわさないためにも以上のようなことを心掛けて生活しよう。
西条西倫理法人会 MS副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著)