人生にはたくさんの「一期一会」があり、その一つ一つから貴重な教えをいただいている。
たとえば、藤原化学の会長からは「自分の専門分野は深く、専門外は浅く広く」と教えていただいた。特に影響を与えていただいた方に日本食研の会長がいる。中でも、「目標」を持つことがいかに大切であるかを実践を通して教えていただいた。
取引を始めた時、うちとの取引が1年で1億を達成したら祝賀会をやろうと言われた。1年で目標は達成できた。次は2億、次は3億、次は4億、次は5億を目標を立てるよう勧められた。お陰様で、今年目標の5億を達成でき、褒めていただき、大きな祝賀会を開いた。
会長自身の生き方も素晴らしい。4千人からいる社員の名前はもちろん、家族のことも事細かく知っている。社員は自社の株を持ち、5割配当、10年に1回は10割配当としている。
また、社内結婚を推進し、たくさんのカップルが仕事を続けている。物事というのは「知っている」と「やっている」とは雲泥の差であるとも教えていただいた。知っていても実行しなければ、知らないのと同じ。会長は自分がいいと思うことはすべて実行する。
毎月社員と共に勉強会を開いている。どういう風にしたから成功したのだとわからせてくれる。とにかく、会長は毎日勉強している。こういう会長との出会いを大切にして少しでも近づきたいと思っている。
西条西倫理法人会 MS副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著)