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モーニングセミナーレポート

           
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第321回 モーニングセミナー

日にち:平成30年04月18日(水)6:30 〜
講 師:(一社)倫理研究所 法人レクチャラー 藤本 哲憲 氏 
     「
山口県倫理法人会 事務長」(株)ヤナギヤ 常務取締役」
テーマ: 奇跡につながる拝聴の力
 

 倫理法人会に入会した当時はMSに参加するだけであった。その頃、労働組合との交渉役員を担当。春闘時期は疲労困憊、業務の上でも部署間の行き違いや思惑違いに対立、険悪な雰囲気であった。しかし、倫理のおかげで、その責任は自あると気づかされた。倫理で学んだ「傾聴」「先手の挨拶」で、自ら寄り添うことにした。30m先の人に手を挙げて挨拶する。面接では集中して相手の言うことを聞く。次第に社内の雰囲気が変化してきた。傾聴によって相手を知る。部門連係会議・クレーム対策合同ミーティング・個人面接の推進など始めた。雑談力は自分と周囲の人との潤滑油であり、話すことで人は救われることを知った。2011.3.11.東日本第震災発生。三陸地方は練り物の産地。取引先の(株)高政(女川)は丁度新工場を建設予定で我社は製作中の機械部品はすわキャンセルかと慌てた。幸い、高政は軽い被害でその後、半年間無料で被災地にかまぼこを届けたことを知る。やがて、新工場完成、機械を納入、オール電化設備のモデル工場で、環境性や安全性のPRにご協力いただいている。高政が無事だったことは女川の奇跡である。ヤナギヤの東北支店長は自転車でお客様の被害状況を訪ねてまいったところ、多くのお客さまは早期復興を希望。宮城県内の客先49か所に問い合わせた。早期復興を望むけれと、行政の支援なしで復興費用の目途がたたない。無償の可能性もある復興支援を社内で表明。全社を挙げて復興支援をすることに決定。東北の被災した機械を掘り出し、工場の運動場に集めて、機械を洗って再生、70%OKで納入。お客様や社員、協力企業の意見や情報に耳を傾けた。お客の状況を知り、社員や協力企業へ情報を伝えて強力を要請。無償を覚悟で日頃のご恩返しをした。皆で納得し、協力しあうことで早期対応ができ、復興支援ができた。結果的には、津波保険や復興支援金で費用は回収でき、しかも値引きなしで、会社はおおいに儲かった。おかげで、新しい業務展開が開けつつある。倫理の教えで、社内の雰囲気がよくなって、復興支援につながって、補助金をいただいて会社は儲けさせていただいた。これこそ本当の「女川の奇跡」であると思っている。



西条西倫理法人会 MS副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著)

   


   
   
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