■モーニングセミナーレポート |
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第279回 モーニングセミナー 日にち:平成29年02月15日(水)6:30~ 講 師:タイトレックス(株) 代表取締役 田頭 一之 氏(大阪みなと倫理法人会 会長) テーマ:「 1歳で別れた父親からの恩 」 |
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商売がうまくいかなくなり破産寸前になった時、倫理指導を受けた。お父さんのお墓に参りに行くようにとの指導を受けたが、なんで仕事の相談をしたのに墓参りかと思い行かなかった。
ある時、司法書士から封書が届いた。父の故郷である宮崎県からであった。開封せずに机の上に放置しておいた。1歳で別れた父には何の関心も持っていなかった。いつの頃か何かわからないけと墓参りに行ってみようかなという気になった。田頭のご先祖のお墓のある因島をまず訪れ、その足で宮崎へ登記簿の住所を頼りに父の家を訪ねた。先に届いた封書を開けてみると遺産相続をするか否かの問い合わせであったのだ。父の家はあったがだれも住んでおらず、親戚に聞いても墓もない。父は横浜で再婚し、商売をしていたらしいということがわかった。父の後妻さんに電話をかけ父のことが少しづつわかってきた。おやじは背の高い風格のいい商売人だった。どうも傲慢な性格だったらしいとか。 自分がトップダウン式の経営者であるのはどうもおやじの血を引いているのかなと思ったりした。倫理指導を受けて実践していることに、100日実践がある。履物を揃えるなどの他に神棚の前で50人の人に感謝するというものである。はじめはおやじのことは頭になかったが、今ではおやじの名前をあげ感謝の言葉を述べている。どういうおやじか知らないで死ぬのはいけない。おやじとおふくろがいて、ここに私がある。自分が生きているのは、たくさんの人がいてアドバイスしてくれるからだ。 辛いこと、苦しいことは自分のために起こっているのだ。苦難を乗り越える度に器が大きくなる。最近は苦難が起きると、冷静に受け止めてどう対処しようかと思えるよう になってきた。 また、自分の傲慢なトップダウン式の経営方針を反省し、社員が自主的に喜んで働きたいと思うような会社を理想としていく努力をしている。倫理で教えていただいた活力朝礼なども取り入れて実践している。団体が苦手だった自分が倫理法人会だけには所属し活動を続けている。よくぞ倫理法人会に誘っていただけたなあと心から思っている。 西条西倫理法人会 MS副委員長 富樫 智純 (著) |
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