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モーニングセミナーレポート

           
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第268回 モーニングセミナー

日にち:平成28年11月02日(水)6:30〜
講 師:重松建設(株)代表取締役 重松 宗孝 氏(愛媛県倫理法人会 相談役)
テーマ: 倫理とカープと社内大工育成
 

 建設業においても、将来60%の業種が無くなるという危惧を抱えている。例えば設計、管理など。大工はこれまで、仕事がある時に発注して、手間受けしてもらっていた。現在腕のいい大工は高齢化して減少している。これからは、社員のやりがいを育て、仕事のハードルを上げ、社員全員が知恵を絞っていい会社にしたいと思うようにする。

平成建設の話を参考に将来の自社の在り方を考えた。

 まず、息子が後を継がないような会社ではだめだという倫理の指導を受け、社長自らが楽しそうに仕事をしている様子をみせたり、語ったりした。幸い、長男が後を継いでくれた。

 これまで、外注していた大工を自社で育てることにした。就職氷河期における学生側の危機意識があり、安定志向・手に職願望などを考慮して、「正社員大工育成」という選択肢を選んだ。「重松建設は自前で大工職を育成します」という広告を出した。正社員となると、収入は安定し、身分も保証される。


 まず、学校を選ぶことから始まった。大分高等技術専門校に決定。その理由は

1. 愛媛から近い。
2.1年制である。 
3.実技の時間が多く、日本家屋の建築方法を習得できる。
4 費用的にもありがたい。      
5.倫理法人会が大分市にある。

カープ型経営を目指すとは、社員を自前で育てていくという意味である。新卒を採用し、育て、資格を取得してもらう。ゆくゆくは社員大工施工100%を目指す。

なぜ、倫理法人会のあるところを条件としたかその理由は、大工は職人であり、現場で働くため、人との交流が少なくなるため、倫理のMSに出席して、たくさんの人の話を聞いてもらいたかったためである。MSに出れば報奨金をもらえるということで奨励した。

現在、二名の内定者が大分高等技術専門校を卒業し、重松建設入社。一名が大分高等技術専門校に通っている。また、中学校の職場体験学習で重松建設に来た女子生徒が、今治工業高校の生徒として、職場体験を希望し、将来大工にないたいので、大工の職場体験をさせてほしいと申し出ている。将来、女性大工職が誕生するかもと期待している。



西条西倫理法人会 MS副委員長 富樫 智純 (著)

   
   
   
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