運命を切り開くは己である。境遇をつくるのも亦自分である。

倫理を学ぶことによって、いろいろなご縁をいただいた。ご縁というきっかけを大事にしなければならないとおもっている。「要物必与」という森信三先生の言葉を大切にしている。真面目に人生を送っておれば、会えばいい人、会えばいい物にちょうどよいタイミングで会わせてもらえるということだそうである。倫理と出会ったころ、後継者と思っていた長男を嫁の実家の後継者に差し出すという大きな苦難と出会った。倫理の教えのとおり、「はい、どうぞ。」と答えたものの、悩んだ。ところが、「振子の原理」がはたらいて、自分ところの家業は娘婿が継いでくれた。

倫理を学びながら、「自己変革」という目標に向かっていくためには、自分でこのあたりを変えたいなというチェックポイントを設けることにしている。「心が変われば、行動が変わる。習慣が変わる。人格が変わる。出会いが変わる。運命が変わる。」すべて、見えない世界のことであるので、自分の心をチェックする必要がある。運命はその人の心のとおりになる。心が変わらないと前には進めないことは自分で体験した。例えば、夜型人間だった自分が朝の大切さに気づいて、心を変えて朝型人間になった。朝早く起きるためには、夜早く寝なければならない。夜早く寝るためにはどうすればよいか考えて行動がかわり、習慣が変わった。

倫理を学んで、「実践」をしなければいけない。さらに「普及」活動をして、人さまに倫理のすばらしさを伝えなければならないと思っている。