両親と余り話すことなく、二人共６９歳で亡くなった。片付けをしている時、母からの手紙が出てきた。それを読んで後悔した。以後、倫理の教えを守って毎日両親の墓参りに行き始めた。墓参りをすると、いろいろ子供の頃を思い出し、今では毎日母と話しをしている。

大学卒業後、しばらく広島で建築関係の仕事をしていたが、２７歳で西条に帰って来た。これからの事を考えている時に出会った書籍がジョセフ・マーフィの本であった。自分が否定的であれば、潜在意識が立ち上がって、否定的な人が集まってくるという教えである。この時初めて「潜在意識」という言葉を知った。これまで確かに自分は「個人批判」や「会社批判」をしており、ネガティブ思考であったと反省した。人生には「目標」がなければならないことを知り、「一級建築士」を取得した。Ｓ．５０年西条に（株）共同建築設計事務所を設立した。

２８歳の時、村上徳太郎氏に出会う。村上記念病院創立者である。生涯最高の人生の師である。病院経営においても、患者さんには一日も早く元気になって帰っていただくという理念の持ち主で、看護婦さんたちには教育が大切と、「茶道」「華道」を勉強させ、礼儀作法を身につけることの大切さを説いた。礼儀作法が身につけば患者さんに対してもやさしくなれるという考えである。後に氏は西条市長になられるが、「清廉潔白」を信条とし、市民のために尽くされた。今でも、墓参りをすると、出て来て励ましてくださる。

経営コンサルタントの船井幸雄の「人間研究」を読み、見えない世界に目覚める。感動して、本の中に登場した人たちに会いに行く。竹田陽一・坂田道信両氏の感化を受け、手書きハガキを開始、特に「複写ハガキ」に魅せられ現在も続けており、全国に知り合いができた。

４５歳から４８歳ころにかけては「潜在意識」をやり続けたためか、「マイナス思考」が減ってきた気がした。

４８歳のころ、カー用品イエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏と出会う。「イエローハット成功の要因は？」と問うと、即、「掃除です」と答える、「トイレ掃除歴５０年」の氏の言葉に感銘し、自社のトイレ掃除を毎朝始めた。現在では、公衆トイレや公共のトイレのみならず、清掃活動を続けている。平成２５年（２０１３）８月１日国土交通大臣より感謝状をいただく。

４８歳ごろ次に上げるような各氏の影響を受けた。

神渡良平・安岡正篤・西田天香（掃除の一燈園）・中村天風（無一物）各氏の影響を受ける。

同じく、４８歳、坂村真民氏の「二度とない人生だから」に感銘。

森信三氏の「人生二度なし」の教えを守り、１．挨拶　２．ハイの返事　３．履物をそろえる、を実践。
このように４８歳ごろに一番勉強したからか、ターニングポイントを超えることができた。

５０〜５３歳　佐藤富雄氏の「口癖理論」そ学ぶ。口癖はそのままあなたの人生ですというものである。

西田文郎氏の「ＮＯ．１理論」に感銘を受ける。

５５歳　本田静六氏から「人生の最終目標を書く」ことを学ぶ。「丈夫な体を作り、視力を鍛えて人に尽くす」ことを目標とする。これからは「支え愛の時代」。夢というのは目標を立てながら夢に近づいていくことであると認識している。だから、百歳までの目標を立てた。

５８歳　ヴィクトール・エミール・フランクルの「夜と霧」を読み「、どんな時でも人生には意味がある」を教えられ、どんな極限状態にあっても「希望「を失しなわない」ことの大切さを知る。
�f地�f地三郎氏（教育者でしいのみ学園を設立・運営し、１０７歳で死去）９９歳までは助走、１００歳からが人生との教えに感銘を受ける。

イハレアカラ・ヒューレン博士の教えである「ホ・オポノポノ」を勉強し、これは尊敬し師事する丸山敏夫氏の提唱する絶対倫理「人は鏡・万象わが師」と同義であることに気付いた。

１０年前から、「知覧に学ぶ会」を立ち上げ、毎年特攻隊の飛び立った地である知覧を訪れている。

富屋旅館の女将である鳥濱トメさんに会い、話しを聞くことを楽しみにしている。

聖心女子大の鈴木秀子先生のお話しによると、「人は一生にうちに出会うべき人には必ず会える」そうであるが、その「縁」をどう生かすかが大切であると考えて人との「ご縁」を大切にするよう心掛けて生活するようにしている。