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モーニングセミナーレポート

           
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第258回 モーニングセミナー

日にち:平成28年07月20日(水)6:30〜
講 師:一般社団法人 倫理研究所 中国・四国方面長 那須 隆 氏
テーマ: 純粋倫理を学ぶ 〜真の幸福を掴むために〜

 

現在、法人局普及事業部に所属、昨年9月より中四国方面長、約7000社の統括をしているが、「職場の倫理」や「今週の倫理」などへの執筆も行っている。
 等々、簡単な自己紹介のあと講演論旨にはいった。

 倫理法人会の純粋倫理で重要なことは「実践すること」であり、気づいたらすぐ行うことが大事である。ゴミを拾うと決めたなら、躊躇なく拾う。倫理は実践ありきで、実践のない倫理は有害に他ならない。知ったこととできることは異なる、例えて、知っているだけでは叱る道具になってしまう。そのとき、叱られた傷は、知って叱っただけに大きい。実践すると、実践することの難しさが分かってくる。しかし実践できると効果は大きい。経営者が挨拶を率先して行うと、社内のチームワークが良くなり企業は変わっていく。

 日本はコメの国とか水の国とかよく言われる。しかし国体の本質は「奇跡」(=ミラクル・アンビリーバブル)ではないだろうか。創始者・丸山敏雄は明治25年生まれ、32歳で日本初の教頭となり、長崎師範学校で社会の教鞭をとっていたが、その「奇跡」の研究のため37歳で広島文理科大学に移った。しかし、校長の椅子を前にした40歳になっても境地には到達できなかった。そんなときある団体に出会った。現在のPL教団、人の道教団である。その教典は「教育勅語」であった。明治天皇が首相と文相に自ら与えたという、その12の徳目、「親に孝養を尽くしましょう」「兄弟・姉妹は仲良くしましょう」「夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう」などを実践すると、会社の事業は改善していき、家庭は平穏となり、病気は治っていく。

 うちに帰って、奥さんの肩を揉んでみてください。会社が変わっていきます。
 20世紀最大の発見のひとつは「遺伝子」ではないだろうか。が、純粋倫理の発見が最大の発見だと思う。家で実践してみてください。奥さんにラブレターを送る、肩を揉む、花を買って送る、などで家が変わっていく。7000企業を統括する立場から述べています。

 実は、倫理には「順序」がある。会社で自分がしないことを従業員に言えるだろうか。実践が伴うから人心がついてくる。また、挨拶・トイレ掃除など、何でも進んで率先して取り組むことは「おもてなしの心」に通じる。いま、前の方の座席が空いているが、前から順に詰めるように心がけましょう。会長が、先ほど挨拶の中で「もう一年会長をさせてもらいます」と述べ、苦手な挨拶をうまくなるよう挑戦するとおっしゃったが、苦手な挨拶に「職場の教養」の事例紹介なども使ってみてはどうだろうか?

 さて、掃除の意義・目的を考えていこう。家や社屋には神仏がいるから、つまり「神住まう社」を清めるという意味がある。しかし、この「神」は「宗教」でいう神ではない。神仏は“something great”と換言できる。掃除は後始末という倫理の実践ともいえる。親族、先祖、を遡ると「神」につながる。倫理は宗教でなく、倫理は宗教につながっている。「家」という字の「つくり」はケモノ(月ヘンで豚)である。15000年前から定住するようになった日本人は、家につく「犬」というケモノを埋めて捧げ、その上に家をつくったのである。玄関の「玄」は玄妙の「玄」、つまり不思議への入り口と言える。だがら、家を綺麗にするということは、天に通じる。

 経営者モーニングセミナーの冒頭で歌を歌うのは「磁石」と同じ意味がある。歌うことで、共になれる、皆の方向を定めるということだ。

 最後に事例を紹介する。京都府倫理法人会のO氏から妻と別れそうだ、なんとかならないかとの相談があった。氏は二度目の結婚で、先妻と別れたとき子とも別れることになり寂しい思いをした。今の妻との間にも子供おり、もう子との別れは味わいたくない、とのことだった。これに対し「この世で一人だけ幸せにするなら誰か?」という問いを与えた。答えは、別れた一人目の奥さん。一週間後、O氏宅で朝食が出た。後にも先にも、今の奥さんが出してくれた朝食はその一回きりであったという。
その後、O氏は幸せに暮らしているが、暫らくあってまた相談に来た。今度は、会社の「右腕」にあたる部下をやめさせたいという。返事は「それは、こんなところに来ず奥さんに聞いてください。」。奥さんが言うには「前からやめさせた方がいいと思っていた。」。手が足りなくなるので心配していたら、その翌日入社希望が二人あった。その二人は現在、主力として働いている。ちなみに、やめさせた従業員が会社を乗っ取ろうとしていたことが、のちに判明した。



西条西倫理法人会 相談役 佐藤 公平 (著)

   
   
   
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