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モーニングセミナーレポート

           
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第232回 モーニングセミナー

日にち:平成27年11月04日(水)6:30〜
講 師:(株)山下石材 代表取締役 山下 武久 (愛媛県倫理法人会 普及拡大委員長)
テーマ: つながりの中で生きている
 

妻が亡くなった後、抜け殻のようになっていた自分を救ってくれる機会となったものは次の三つである。

すべて平成20年のできごとである。

1.十人の会に入会したこと

2.倫理法人会への入会

3.再婚

石屋でありながら、お墓のことを真剣に考えたのは、妻の死であった。母の死と妻の死が自分の仕事の本来の意味を教えてくれた。

現在は思い出や愛惜の形をあらわすお墓ができてきているが、元墓は崇高な裏づけのある宗教の尊厳性をもつものであり、日本の墓は仏塔である。私たちはなかなか修行を積むことができないから、お釈迦様の遺骨を納めた仏塔をつくり、その塔を拝む。そのことで善根供養の修行をするのである。仏塔を拝むということは仏の慈悲を頂き、幸せになるということ。

生身(しょうしん)の舎利塔(遺骨が入っている)を拝むことにより、すべての衆生にご利益をもたらしてくれるのが、仏の慈悲である。我々の墓もそういうものである。死者の冥土での幸せを祈る。冥土の先祖は子孫を幸せにしてくれる。お墓参りをすることによって、自分にたくさんのいいことが起きた。倫理の教えのとおりである。

倫理活動で一番はじめに感動したのは、富士研での合宿に参加した時のこと。自分の大切な人に手紙を書くという研修の時、亡くなった妻に書こうとしたが、書けない。亡母にも書けない。そこではたと気がついた。自分が嘆き悲しんでいるとき、そっと支えてくれた父の存在に気がついた。父に手紙を書きながら、涙が止まらなかった。以後、父と季節に一度は旅行することにした。その父も家族に看取られて亡くなった。父の供養を、七日ごと、百か日まで、近くの親戚20人ほどを招いて、法事をした。そこで気がついたことは、親族が集まって、仲良くできる場を父が与えてくれているということであった。死者は生きているのだ。死者のことを知っているものがすべて居なくなった時に死者ははじめて死ぬのである。

倫理活動で普及拡大の役をおおせつかっているが、万人幸福の徳目を実践して、自分はこんなに変ったよと人に知らせることがまず第一の普及活動だと思っている。まず、自分がよくなり、周囲の人もよくなれば、地域も変りよくなると信じて活動を続けていくつもりである。



西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 (著)

   
   
   
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