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モーニングセミナーレポート

     
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第203回 経営者モーニングセミナー

日にち:平成26年12月03日(水)6:30 ~
講 師:(株)中央電気保安協会 取締役社長 神野真弓 氏(愛媛県倫理法人会 副幹事長)
演 題:「 女一匹負けたらあかん 」


     
 
すばらしい人たちとの出合いは宝物である。父は病弱であったが、賢くてやさしい母が父を支えた。母の口癖は「人間に生まれたら、人の気持ちを汲んで行動する子が上の子だよ。」であったので、常に相手の気持ちに立っていろいろことをしてあげたら喜んでくれると思って行動してきた。

学校を卒業したら、大阪に行きたいと思ったが父に反対された。しかたなく住友化学に入社、そこの生協活動で夫になる人と出会った。またしても父の反対にあったが、あらゆる困難を乗り越えて結婚した。
姑は自分が楽をするつもりで嫁をもらったのだと公言するほどの人で大変だった。人生は自己責任であると自分に言い聞かせ、家の中に争いを起さないようにひたすら家族のために何ができるか考えて暮らした。

夫が脱サラして、会社を設立した。高圧電気の管理をする会社であるが、大変な経営危機に陥り、これではみんなに迷惑をかけることになると思い自分がやるしかないと営業だけ残して、あとは皆やめてもらって妻である自分が引き受けた。その際、夫が「今後、一切自分は関わらないつもりだ。一切自分を頼ってくれるな。」と言って、自分は野菜果物の会社を始めた。
引き受けた会社は赤字経営が続き、誹謗中傷が浴びせられる中で、「ここで負けてたまるか。絶対に夫には頼るまい。」とこころに誓ってがんばった。

倫理の教えである「運命は自ら招き、自ら創る。」ものと心に言い聞かせた。「なんで夫の尻拭いをせないかん。」と恨んだことも度々あったが、倫理を学ぶ内に、相手に責任転嫁をするからうまくいかないのだと気づかされ、やっと、夫に「いままで、ごめんなさい。」と謝ることができた。私という人間の運命として、夫の後始末のようなことを引き受け、大変なこともあったが、私だから大変なことも乗り越えることができたのだと今は自負している。

考えてみれば、家の中にじっと座っていたのではわからなかったことがたくさんあった。仕事を通して、また倫理活動をとおして、これだけの出会いをいただけた。人生という絵日記帳をいただいたわけだが、真っ黒にぬりつぶした日もあったけど、生涯を閉じる時、どんな明るい色で塗られているか楽しみになるような人生をこれからも送って行くつもりである。


西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 (浄明寺住職) 「著」
   
     
     


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