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モーニングセミナーレポート

     
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第200回 経営者モーニングセミナー

日にち:平成26年12月10日(水)6:30 ~
講 師:長屋敷窯 寺田 薫 氏
演 題:「 やきものの歴史 」


     
 
縄文土器 最古のものは青森県大平山元で発見。1万6千5百年前のもの。
 
弥生土器 紀元前2世紀から紀元後3世紀
縄文土器より肉薄で均整のとれた実用品(水器・鍋・高杯・鉢など)
祭器(土師器)副葬品(埴輪)
 
古墳・飛鳥時代(須恵器) 大陸・朝鮮半島から伝えられた製陶技術にもとづいて
ろくろで成形し窯で高い温度で焼いた。
 
奈良時代 (奈良三彩) 奈良三彩は唐三彩の影響で三色の粕をかけたもの
釉薬やうわ薬をもちいることにより水漏れを防ぐことが可能になった。
 
平安時代 灰釉陶器の生産体制が整えられた。焼成方法も還元炎から転換され、白い焼き上がり
が得られるようになった。
 
室町時代 製陶が盛んになった。六古窯(愛知の常滑窯・瀬戸窯 福井の越前窯 滋賀の信楽窯
兵庫の丹波窯 岡山の備前窯など) 窯ごとに特色あり
 
安土・桃山時代 茶の湯が流行 日本独特の特色がでた
瀬戸や美濃地方 志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部という施釉した茶碗・水差・香合など
京都 楽焼
桃山末期には、朝鮮半島から連れてきた陶工により新しい技術がはいる
各藩が焼き物を保護奨励(高取焼・上野焼・薩摩焼・唐津焼・萩焼など)
 
江戸時代 わが国はじめての磁器がつくられた。(有田の泉山で陶石発見)
 
酒井田柿右衛門の赤絵技法・鍋島藩の色鍋島の完成
ヨーロッパへ色絵磁器を輸出(伊万里港から輸出したため有田焼を伊万里焼ともいう)
18世紀製造技術が各地へ(京都・九谷・砥部・瀬戸などへ)
 
 
明治時代 新技術導入(ドイツ人ゴットフリート・ワグネルにより石灰窯の焼成、着色技術)
工業的な近代化(石膏型・機会ろくろ成形・連続窯など)
 
日本の焼き物として国が指定し、振興する伝統的工芸品は、機械化された陶磁器産業製品・現代的
工芸製品とは区別されている。
 
かって忍者の任務の一つに焼き物の技術を盗むスパイの仕事があったという。だが、中にたとえ忍び込めても
やっと土を触らせてもらえるようになるのに、4,5年、、何十年かかかってやっと釉薬にさわらせてもらえるなど
一生かかるので、焼き物の技術はいかに命をかけてでも守りたいものであったかわかるというもの。
また、朝鮮半島からの技術者は家族ぐるみの連行で、仲間は祖国の言葉や風俗習慣を守るようにされたのは
技術を守るためであったという。


西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 (浄明寺住職) 「著」
   
     
     


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