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モーニングセミナーレポート

         
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第193回 経営者モーニングセミナー

日にち:平成26年10月01日(水)6:30 ~
講 師:県立小松高校野球部 宇佐美 秀文 氏
演 題:「 生徒とのふれあい 」






     
 
小松高校の野球部をまかせられた年、16人の新入部員が入ってきた。
身体もまあまあ、身長もある。なんとかやれると思った。一年生の部員だけを集めて、どういう気持ちで小松高校の野球部に入ったかを問うた。答えは「野球部でも小松なら早く帰れるから。」であった。前任校の今西や、済美高校と小松高校の野球部との決定的な相違点は「甲子園に行ってやろう」という気概にあった。

「明日から毎日、スパイクとグローブを磨いて来い。」と命じた。やってきたのはキャップテンともう一人だけであった。小松高校の生徒は体育の授業においても、「今日は7点マッチでバトミントンをやる、」と伝えても、解散した途端に「先生、何点でやるん。」と言う。つまり人の話を聞いていないのである。

赴任した時、新体操のすばらしい生徒がいて彼女は全国大会でも優勝を何度もしていた。その生徒の身体のやわらかさとしなやかさに感動した。後ろ向きに身体を曲げて軽く着地するのである。これだ。「しなやかで、やわらかくて、かつ強靭な身体をつくる。
鳥取県に受講料一万二千円のジムがある。そこでウェイトリフティングをお願いした。「監督は来るな」と条件がついた。徐々に力がついてきた。

小松高校にはありがたい後援者がいて、私立小松高校かというほど設備が整っている。選手がいて、監督がいて、環境が整っている。誠にありがたいことである。

野球は「全人格的なスポーツである。」技術の前に人としての行き方、在り方が問われる。公式戦の時の勝ち負けは監督の責任であるが、ファーストまでしっかり走らなかったとか、陰で悪さをしていたとかは選手の責任であると常にいいきかせている。大切なのは生徒と監督との間に信頼があること。またピッチャーは後ろの守りの選手を信頼してなければ投げることはできないだろうとも言っている。監督は生徒の心に火をつけることも大切である。自分は大学時代の監督が「いい足しているなあ」と誉めてくれたひと言で火がついた。

人生において人との出会いもまた大切である。上甲監督と尾藤さんに出会えてなければ、自分は田舎の高校で生徒を殴って終っていたであろうと思う。尾藤スマイル、上甲スマイルなんてウソ。「これとこれや、ノックとゲンコツや。」二人の教えに「ハイっと最敬礼してついて来た。

あと3,4年小松高校においていただければ、体力のある限りがんばってもう一、二回甲子園に行きたいとおもっている。今後共、ご指導いただき、生徒に声援を送っていただければありがたく思います。


西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 (浄明寺住職) 「著」
   
     
     


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