■モーニングセミナーレポート |
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第192回 経営者モーニングセミナー 日にち:平成26年09月17日(水)6:30 ~ 講 師:講師 ソプラノ歌手 今久保 宏美 氏 演 題:「 歌・私・詩(うた) 」 |
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大学でオペラを勉強した。オペラ(歌劇)は総合芸術である。演劇的要素・音楽と文字の要素・歌とオーケストラとピアノ・美術と衣装などを一つにまとめるのがオペラである。
舞台に上がる人間は一人とか二人または三人だったりすることもあるが、その下で働いている人数は何百人といる。演じる側は非現実的あ世界でいろいろな人物になることができる。 幼いころから歌うことが大好きだった。小学校時代に音楽の先生との出会いがあった。その後も出会った先生方や人々に引っ張っていただき歌うというレールにのせていただいたと思っている。 ある時、厳しい批評を得た。「君の声ってとってもいいんだけど、二回きけばいい。喉に頼っているからね、」といわれた。イタリアにお住まいの本場で歌っておられる先生のところに通い始めた。「声は要らないのよ。ピーピー、カーカー歌わないで。歌っていうのは生き方なのよ。テクニックじゃないの。一生懸命生きなさい。そしたらすべて出るから。」と教わった。「言葉」はすごい力を持っている。「歌」はもっと深いところにある思いを表現するものだ。 9月11日あのテロが起きた日に歌う機会を得た。「私を泣かせてください」という歌を聴いた一人が「すごい幸せな気持ちになり、幼い頃の気持ちを呼びおこし幸せな気持ちになった。」と言ってくれた。もう一人は、「悲しかった時を思い出した。」と言った。同じ歌を聴いて逆の感想を述べたのである。発信者は思いを投げかけようとするけれど、受信者はその「心の様」で受け止めるのだから、聞いた人にまかせたらいいのである。 「インタビュウ」という月刊誌の六月号に掲載していただいているが、女性指揮者の「西本知美」さんに「椿姫」の「乾杯の歌」を指揮していただいたことがある。大きな手の先から導いていただいた。音楽の力はすごい。それを引き出していただく人の力はすごい。と感じさせられた経験であった。 高校生が歌を習いたいと私のもとへ来た。勉強していただく曲を二曲選曲した。一曲は滝廉太郎の「花」もう一つは同じく滝廉太郎の「荒城の月」。お話を交えて体験勉強しているうちに、彼女が涙ぐんだ。聞けば、亡くなったおとうさんが好きでいつも歌っていた曲だという。歌ってすごい力があるんだなと改めて思った。 いろいろなボランティアの形があるけれど、果たして私の歌で人様の心をなぐさめるボランティア活動になるのかなとか思いながら歌って来た。歌がどう心にとどくかは聴く人にまかせろなどといいながら、客の反応をうかがったり、拍手の数を気にしたりすることがある。「発信はするけど、受信者にすべてをまかせよう。」と心に誓った。 「音楽の力ってすごい。一生懸命生きていこう。」
【お知らせ】 来る10月13日(月・祝日)しまなみから世界に響け!歓喜の歌第九をやります。 場所:伯方ビーチ(雨天伯方開発総合センター)
開場:15:30 開演:16:00
独唱(ソプラノ) 今久保宏美
(アルト) 村川和美 (テノール) 八木徹雄 (バス) 長船伸夫 エレクトーン演奏 阿部里美・河上幸絵
合唱 しまなみ第九合唱団 音楽総監督 指揮 宮寺 勇
西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 (浄明寺住職) 「著」 |
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