■モーニングセミナーレポート |
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第190回 経営者モーニングセミナー 日にち:平成26年09月03日(水)6:30 ~ 講 師:四国第61番霊場 香園寺 住職 山岡 大純 氏 演 題:「 四国遍路1200年 」 |
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香園寺は真言宗御室派の一末寺である。いわゆる88ヶ所の霊場は弘法大師が決めたのではない。大師のご遺跡を後の者が慕ってまわったと思われる。88ヶ所の一つに選ばれた寺の住職をさせていただいていることは身に余る光栄であり、その重責の念にかられる思いがする。
四国遍路1200年というくぎりはいったい何なのか。2016年引くことの1200年は1816年、弘法大師42歳のころ、四国においでになったのは事実であり、一年のうち半分以上は四国を行脚されていた。
よく札所はいいですねと羨ましがられるが、1 365日休み無し、朝7時から夕方5時まで勤務、参拝が無い時もひたすらじっと待つ2 参拝があれば、納経
300円・ 軸 500円・ 白衣 200円 この浄財はありがたい3 365日毎日5時半に起床、6時歴代の先師の位牌を拝む、終ると7時、その後朝食の繰り返し四国霊場に指定されている88ケ寺は弘法大師のご遺跡といわれているのに、8ケ寺だけ真言宗の寺ではないのはなぜか。
江戸時代に江戸幕府が一寺一宗という宗門改め制度をもうけた。現在のように僧は家族を持たなかったので、弟子が寺を継いでいた。無住時代があれば、誰かが寺に入る。たまたま一寺一宗を定めた時の住職が真言宗の僧侶でなかったことによるのであり、住職により宗派が変わったせいである。
人はその一生をどのようにしてでもいきることはできるが、本当のものを見て毎日どのように過ごしていくべきかをお大師様は考えられた。大学まで行かれたけれど、この世の中はこのままではいけないと考えられ、大学を中退され山野を放浪し修行を積まれた。もっとすばらしいものがあるのではないかと入唐を決意された。20年の予定が2年になり、稀な経験を宝に、大きな財産を手に入れて帰国。真言密教の教えをお持ち帰りになった。
「善因善果」良い物を集めて良いところへ行く努力をしなさい。心が安定すれば、日常の生活も安定する。「人心乱れれば,天地乱れる」人の心が乱れれば、自然界も乱れる。大師の教えを信じなさい。その教えを守っている自分を信じなさい。他の人に惑わされることの無いように。
我々の心は本来清らかなものである。暗夜を照らす月も雲がかかると見えない。本来きれいなこころの前に闇を張ってしまって外から眺めるからみえないが、内側から見れば心は穢れていないのである。即ち本当に信奉すれば、疑うことなく内側のきれいな心が見えて悪いことはできないのである。
自分が十歳の時に亡くなった祖母が、「人よりひとつだけ抜きん出るものを持ちなはれ。」と教えてくれた。一つのことに邁進して精進すれば、どの境遇に於いてもちゃんと身を処することができる。とことんやることを本道の道というが、これは厳しさを伴う。慈悲の心の中には突き放すことも入っている。子供は自由奔放に育ててはいけない。これを履き違えると後で子供が辛い思いをする。
自分の仕事としては、仏縁のある方々に大師の教えをできるだけ広めていくことであり、まず地域社会を、ひいては日本を良くして行くことに貢献できたらと思っている。
西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 (浄明寺住職) 「著」 |
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