ボタン1 サイトマップ    
  ボタン1 事  務  局 会  場 ホテルユニバース
  ボタン1 メ   ー  ル  

 

モーニングセミナーレポート

         
  活動報告トップへ MS目次へ


第166回 経営者モーニングセミナー

日にち:平成26年01月08日(水)6:30 ~
講 師:
K.K.日本交通公社代表取締役会長 中村 剛志 氏(愛媛県倫理法人会会長)
テーマ:「 あの時のひと言 」


     
 
松山商業を卒業して、「伊予商運」に入社した時の
所長さんのひと言、「中村君、今日から一生懸命してくれよ。
一円でもごまかしたらすぐわかるんぞ。」若かったので、
「自分はそんな人間とおもわれとるんか。」と
その場で会社を辞めようと思った。周囲の先輩たちが、
「あの所長は悪気でゆうたんじゃないぞ。あてつけでゆうたんじゃ。」
となだめてくれた。今思うと、「金銭の大切さ。一円違っても経理はあわない。」
という大切なことを教えてくれてありがたいと思っている。

お客さんとキャンセル料のことで口論となり、若気の至りで口の利き方
がもとでトラブルになった。先輩が「中村君、代われ。」と仲裁に入ってくれ、
お客さんをとりなしてくれた。その後、「あの人がまた、切符を買いにきてくれると
思うかね。お客さんは神さんじゃ。お客さんはまちごうとっても正しいんじゃ」
と諭されたことがあった。
 
松商の同級生が八人伊予商運に入社していた。
先輩は「八人の同級生に負けるなよ。男は仕事が出来てなんぼぞ。
聞いてきたら教えてやる。自分で勉強せないかん。」といって
仕込んでくれた。「給料は自分が稼いだ中からもらえるんぞ。仕事を
せんかったら給料はないぞ。」といわれながら、結局伊予商運には
3年いた。この3年間が自分のバックボーンとなっている。

昭和46年に日本交通公社に入社した。子供の時から「いけず大好き」でガキ大将で
あった。恩師に名前が「一久」先生という方がいた。「かずひさ」と読むが、通称
「いっきゅう」先生と呼んでいた。先生がはじめて教室に入って来たとき、自分が
先頭に立って、「一休さん、一休さん。この橋・・・・」とみんなで合唱して迎えた。

「剛さん、ええテーマソングを歌うてくれたのう。」と言ってくれた。その先生が
初めて交通公社の仕事で修学旅行の仕事を取りに行った時、「この子に修学
旅行をやらせてやってくれ。」と頼んでくれ仕事をくださった。ありがたいことであった。

中学生の時、食事の席で「こんなもの食えるか。」と母親に言ったことがあった。
父が、「剛、わしが一回でもそういうことをいうたことがあるか。食べ物に文句を
いうたことないぞ。」と一喝され、以後食事をいただけるのはありがたいと肝に
銘じたのであった。

自分は身体が小さかったことがコンプレックスであった。父がある時、「あのな
努力してなおせることは努力せないかん。努力してもなおせんことは受け入れな
いかん。」と諭された。
また、「人を悪く言ってはいけない。人にはそれぞれ考え方があり、言い分がある。」

「あの人はああじゃ、こうじゃ。」と決め付けてはいかんとも教えられた。

行政を全くしたことのない、一介の添乗員が町長になった。会社は「お客様第一主義である。」
町民の皆様は株主であり、お客様でもある。「税金を納めてくれた町民の皆様にどういうふうに
税金をお返しできるか。」ということを考えて十年間町長を務めた。
「権腐十年、引き際は人間の一生を決める。」と常に思ってきた。平成25年2月、砥部町長
を無事退任した。

えひめジャーナルに町長として初めて「素人町長奮闘記」を八回連載させていただき、人生の
中で町長という自分にとってはおもいがけない珍しい仕事をさせてもらったことを感謝している。


西条西倫理法人会 広報副委員長 富樫 智純 「浄明寺住職」 (著)

   



FaceBookリンク


top


リンク 事務局 サイトマップ ホーム

Copyright (C) SAIJO-RINRI All Rights Reserved.

HOME
倫理法人会とは
会長あいさつ
あゆみ
役員名簿
活動内容
スケジュール
活動報告
雑誌PDF
入会のご案内
リンク・会員企業